【書籍要約】1−4 投資で一番大切な20の教え 5.リスクを理解する
■はじめに
前回と同様、書籍「投資で一番大切な教え」の要約です。
今回は5つ目の教えになります。
■5.リスクを理解する
未来がわかるものはいない、だからリスクは避けられない。
リスクに対処することは投資における必須要素。
→リスクは本当に怖い。
ただボクの場合は恐らくリスクを正しく」評価できないから怖いんだと思う。
この章から先3章でこれを理解できるといいな。
リスクを理解し、認識し、コントロールする
→これが3章分の内容、一つずつ理解してゆこう。
リスクが投資プロセスにおいて重要な3点
①リスクは悪いものなので回避したい
②予想リターンはリスクに比例する
③投資成績はリスク調整後リターンで判断する
→回避できるものであれば回避したい、そしてリスクを取るという判断(閾値)をどこに設定するか、できるか
その上で様々なリスクを検討した結果の総合的なリターンを見る、ということだろう
リスクの定義
リスク≠ボラティリティ
リスク=資金を失う可能性
→ボラティリティという言葉は初めて知った。
価格変動のこと
他のリスク
・目標を達成できないリスク
→これはどのポジションで見るかで人によってリスクになったりならなかったりする
・アンダーパフォーマンスのリスク
→これは上記にも当てはまるリスクかな?
あ、違うな。きっと平均を下回ること自体がリスクなんだ
・キャリアリスク
→運用しているマネージャにしてみれば、別に危険を犯して運用したりはしないだろうね、確かに
・型からはみ出す事によるリスク
→これはメディアの特落ちと似てるのかなって思った
他人と違うことを行うことによって被るリスクはあるよね
・非流動性リスク
→売りたくても売れなくなるリスクは本当に考える
大抵のリスクは楽観的すぎる心理と行きすぎた価格となって現れる
投資家はどうやってリスクを測る?
教養やスキルがあってもあくまで予想(主観)でしかない
基準はないし、人によって全く異なるもので、機械で判断できるものではない
→最近のAIトレンドと真逆な見解で中々興味深かった
相場自体は不条理な動きをするから確かにAI等では判断できないけど
ファンダメンタルズの判断には使える気もするが、さて。
リスクは定量化できない
じゃあどうやって対処すれば良いのか?
①本質的価値の安定性と信頼性
②価格と本質的価値の関係性
で判断する
客観的視指標を求める多くの(→おそらく凡庸なって意味だと思う)投資家にできることは
シャープレシオに注目することぐらい
→ポートフォリオの超過リターンがポートフォリオの収益率の標準偏差で割った比率
最良の指標
リスクの評価
何かが起きなかったという事実は、起きる可能性が低かったということでは無い
→ということは確率論では測れない、ということかな?
ナシーム・ニコラス・ブランコム
「運がいいだけの愚か者」と有能な投資家との見分けが付きにくい
→面白いのが、結構「わからない、リスクは評価できない」って言い放っていること
これはその通りなんだと思う
「確率と結果の間には大きな違いがある。いつだって、起きそうなことは起きず、起きそうも無いことが起きる」
→想定の通り、確率論の限界論
→麻雀思い出しちゃった、あれも確率論でやると結構振り込んだりするよね。。
なので分布も見る
正規分布ではなく、鐘型分布
正規分布で切り落とした両端こそがテールイベント(黒い白鳥)として発生することが多い
→要するに通常の思考での正規分布は、狂乱だったり恐怖だったりした場合の相場を反映できないってことですね
結論
リスクは目に見えない
リスクは未来にのみ存在しており、正確には測れ無い
リスクを取るかどうかと言う判断は今までのパターンを考慮する
リスクは過去を前提に評価されるので、軽視される
リスクは想定していた作業よりもやるかったことがしばしばある
リスクは不定期に訪れる
リスクの計測を過信する
ほとんどの人はリスクは金儲けの手段
→よし、これは覚える
ではでは。