投資で一番大切な20の教え 9.振り子を意識する

■はじめに

前回と同様、書籍「投資で一番大切な教え」の要約です。

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今回は9つ目の教えになります。

■市場は振り子のように繰り返しが永遠に続く

→この章で示されてる具体的な振り子とは?

  • 陶酔感と沈滞感
  • 好材料への歓喜と悪材料への強迫観念
  • 過大評価と過小評価
  • 強欲と恐怖
  • 楽観主義と悲観主義
  • 将来性に対する信念の有無
  • 軽信と懐疑主義
  • リスク許容とリスク回避

投資家のリスク許容度が高い時、リターンよりも大きなリスクを含んでいる可能性
投資家が過度にリスク回避的な時、リスクよりも大きなリターンが得られる可能性

投資における主要リスク

  • 損失を出すリスク
  • 機会を損失するリスク どちらかをほぼ排除することは可能だが、両方をなくすことはできない

    →これは、投資に限らず一般的なビジネスの世界でも通用する話かなぁと思った

例:2008年の信用危機(サブプライムローン

 2007年と2008年で、振り子が一端からもう一端へ激しく揺れ動いた
 ほとんどの人が間違ったタイミングで間違った行動を繰り返している

  価格が高騰している時に買いに殺到し、バーゲン品になった時に売りに殺到する


→はい、当時信用買いをしていた愚か者がボクです。。
 暴落時は売らざるを得なかった。。
 かなりの額のマイナスが出たのだけ覚えています。
 (たった30分で数十万の下落だったので狼狽売りしました。。)

■強気相場(併せて弱気相場)の三段階のプロセス

①先見の明がある一握りが、状況がよくなると感じ始める
②多くの投資家が実際に良くなっていることに気づく
③全ての人が状況が永遠に良くなり続けると思い込む

賢明な人が最初にやること = 愚か者が最後にやること

弱気相場の三段階のプロセス

①一握りの投資家が、強く相場がずっと続かないと認識する
②多くの投資家が状況が悪化していると気づく
③全ての人が悪化の一途をたどると思い込む

【重要なこと】
状況を正しく理解している人にとって、機会が正じる
この時、分析力・客観性・決断力・相続力を持った一握りの者が並外れた利益をあげることができる

■市場サイクルと振り子は非常に重要

要点
  • 振り子は中心点に位置する時間は長くない
  • 投資家心理が作用し、振り子は両端を行き来する
  • 振り子なので、一方に向かって揺れ続けたり、止まったりしない
  • 投資家心理が極端にふれると、揺り戻しも大きくなる
  • 一方からの揺り戻しはそれまでの動きよりも速く、短い時間に起きる
    なお、以下のことは誰にもわからない

  • 振り子がどこまで揺れ動くのか

  • 何が原因となって振り子が止まり反転するのか
  • 反転がいつ起きるのか
  • 反転してどこまで揺れ動くのか


→今回は間違えない、ようにしたい!
 というわけで、ボクは現在Stay中。
 (リスクが取れるなら、多分信用売りしてる気がするなぁ、原資がないからできないけど。。)

ではでは。