投資で一番大切な20の教え 12.掘り出し物を見つける
■はじめに
前回と同様、書籍「投資で一番大切な教え」の要約です。
今回は12個目の教えになります。
【ちょっと補足】
今回の教えの内容に関しては、かなり戸惑っています。
それを踏まえた上での内容整理になっています。
理由は最後に書きます。
■ポートフォリオの構築プロセス
収益性が高いものを組み込み、低いものを除外するポートフォリオを組むために必要な材料は以下
- 投資先のリスト
- 本質的価値の推定
- 価格と本質的価値の比較
- リスクとポートフォリオへの影響の理解
まず最初に特定のリスクを除外したり、顧客が選別した範囲内の銘柄を選ぶことで「実行可能なリスト」が作成される
■投資対象の選別
- リスクに対する潜在的なリターンが特に高いもの
- または特に割安感が強いもの
何を買うかではなく、いくらで買うかが問題
ダメなパターン
- 資産の質の高さと勘違い
- 優良資産とお買い得品の区別がつかない
では掘り出し物とはどんなものか
- 価格が本質的価値と比較して低いもの
- リターンがリスクとの相対比較で見て高いもの
■掘り出し物が生まれるプロセス
バブルと逆のプロセスを踏む
資産がどのように人気を失っていくかを理解すること
- 掘り出し物になる資産には何らかの欠点がある
- 掘り出し物に対する非合理性や理解不足が原因で起きる
- 評判は好ましくない
- 一時的思考者は「買いたい人はいるのか?」と思う銘柄
- 不人気の資産である傾向が強い
目の付け方
- あまり知られていない、そして理解されていない
- ファンダメンタルズ面では疑問点あり
- 論議の的や反規律的である
- 「真っ当な」ポートフォリオに組み込むには不適当と思われている
- 正しく評価されていない(人気がない、蔑ろにされている)
- リターンが低迷
- 最近は買い増しよりも削除の対象
え? ファンダメンタルズ面では疑問点あり??を選ぶの?
人々が実態より著しく悪い印象を抱いている状況でなければ、掘り出し物は生じ得ない
今回の目の付け方の部分に関しては、「3.バリュー投資を行う」に書かれて内容と一見して相反する話がちょいちょい出てきていて、しっかり理解しないと大火傷を負うなぁ、というのが読んだ感想です。
要するに前章の「11.逆張りをする」の内容を見た後でこの章を読むことによって「え?じゃあ単純に低迷している銘柄に投資すればええの?」的な安直な考えになりそうな感じです。
つまり表面的事象でのみ理解することの危険性を何となく感じています。
そして現在ボクはまだ恐らく「表面的事象」でしかこの章の内容を理解できていません。
もう少し慎重に読み進めて行こうかなと思っています。
ではでは。