【書籍要約】1−5 投資で一番大切な20の教え 6.リスクを認識する

■はじめに

前回と同様、書籍「投資で一番大切な教え」の要約です。

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今回は6つ目の教えになります。

■その前に

まず1〜5の内容をそれぞれ1行で振り返り

1.二次的思考をめぐらす

平均を超えるパフォーマンスを出すためには、二次的思考(一次よりも深い思考)が必要

2.市場の効率性(とその限界)を理解する

市場効率は重要だが、市場効率では説明がつかない人間の感情を考慮することによりチャンスが生まれる

3.バリュー投資を行う

ファンダメンタルズ分析をして、本質的価値よりも現在価値が低く、未来価値が高い銘柄を選んで投資する

4.価格と価値の関係性に目を向ける

本質的価値より安く買うこと

5.リスクを理解する

リスクとは資金を失うことであり、その正確な予測はできないので、本質的価値の安定性・信頼性や価格との対比で判断する

■ここから本編

投資で成果を上げるために必要なこと
①リターンを生み出すこと
②リスクをコントロールすること
そのためにはリスクを認識することが必須条件

次に必要なのはリスクをリスクとして認識するプロセス
多くのリスク認識は「高い価格」から始まる
価格と本質的価値の関係性を意識することがリスク対処に不可欠

価格が高くなり過ぎてリターンが得られなくなる
これがリスクだと認識することが必要

リスクが生じる主要因は「リスクが低い」「リスクがなくなった」という思い込みによる価格の押し上げと購入
世界に蔓延している「神話」が、逆に人々をリスクテイクに駆り立てて、結果リスクが高まっている
こういう商品に資金が集まると結果として期待リターンと安全性が押し下げられる
→ん、どういうこと?

■思考プロセスはどのように働くか

5年物国債より10年物国債の方がリターンが高くないと買わない
時間のリスク
シングルAならさらに高いリターンがないと購入しない
信用スプレッド

ところが現在は無リスクのリターンが通常よりもかなり低くなっている
そして全体的なリターンも平準化している(低くなっている)

(本当はリスクが高いのに)買いが集中すると価格が上がり期待リターンが減る
つまりリスクがない、と言っている物ほどリスクがある

→なるほど、安全とは、本当に安全なものに対して評価するから成立するので、実は危険でしたってものに「安全だ」という誤った認識が広まると単に見えないリスク銘柄になるってことね。わかりやすいー。飛びついてはいけないってことですね。

今日はここまで。
今回は意外と読みやすい内容だったー。

ではでは。