Azureの基礎をざっと確認する Azure アーキテクチャとサービスの保証

■はじめに

昨日、一昨日とMicrosoft Azure Virtual Training Day:Fundamentalsを受講しました。

走り書きのメモを残しているので、こちらは後日整理しようと思います。
受講から5日後からAZ-900が受験可能になりますので、それまではAzureの基礎を学習していきます。

Azureの基礎、前回の続きです。

■内容の要点を整理

以下の内容から座学で拾えるセクションのみ要約します。

docs.microsoft.com

今回は、コア Cloud Services - Azure アーキテクチャとサービスの保証編です。

リージョン

近隣の複数のデータセンターを含む地理的領域のことを指します。
現在56リージョン存在していることのことでした。

特殊なリージョン

以下があります。

  • 米国の政府機関
  • 中国リージョン

特に中国は運営母体がMicroSoftではありません。

以下情報はTraining Dayによるものです。

  • Germanyリージョン

も特殊性があるという話です。

リージョンは上記のように隔離されていないけど、データち出しができないのがGermanyリージョン。
またこちらも運営母体がMicroSoftではないとのことでした。

地域

以下の地域でAzureが分割・管理されています。

TrainingDayの説明によると「Geo」という概念で括られているエリアだそうです。
例えば価格帯や法律などが同じサービスレベル(一貫性・整合性)で提供できるエリアがこれに該当するとのこと。

可用性ゾーン

同一リージョン内にで複数の同一サービス・データを作成して冗長化・対障害性を上げています。

以下情報はTraining Dayによるものです。

この可用性ゾーンは同一リージョン内にて実現されますが、必ずしも別データセンターに分割構築されるわけではなく、ランダムにリージョン内に作成されます。
したがって運が悪い場合は、同一ラック内のサーバに構築される可能性も絶対にないわけではないそうです。

可用性リージョンがサポートされている地域

7つあります。

  • 米国中部
  • 米国東部2
  • 米国西部2
  • 西ヨーロッパ
  • フランス中部
  • 北ヨーロッパ
  • 東南アジア
リージョンペア

各リージョンにはリージョンペアが設定されています。
(例えば日本だと東日本リージョンと西日本リージョン)

リージョンとリージョンペアは最低でも300マイル(つまり500km以上)離れて設置されていることが最低条件。

以下のような特徴があります。

  • ディザスターリカバリーによる高可用性
  • 優先順位が付いており、少なくとも1つが迅速に復元される
  • 更新時は計画的に一つづくリージョンがロールアウトされる
  • 税及び法の執行に対して一貫性のある範囲
サービスレベルアグリーメントSLA

3つの特殊性があります。

  • パフォーマンスの目標
  • アップタイムと接続性の保証
  • サービス クレジット

上記に対して、99.9% (「スリー ナイン」) から 99.999% (「ファイブ ナイン」) の範囲のパフォーマンスの目標のコミットメントがAzureでは設定されています。

サービス クレジット(返金)は以下のように設定されています。

  • 99.9%未満:10%
  • 99%未満:25%
  • 95%未満:100%

このSLAの目標値に関しては、例えばアプリケーションが利用しているサービスそれぞれに異なるため、実際の目標値に付いては按分されます。

例: 99.99%のサービスと99.95のサービスを使用している場合の目標値 99.99×99.95=99.94%

SLAはAzureのSLAだけではなく、アプリ要件側のSLAも含めて包括的に考えられておく必要があります。



本日はここまで。

ではでは。