<MUPアウトプット>本日のうさぎクラスLive Emotion Manipulation(感情の操作)

■はじめに

今の時代のモノやサービスの売り方はデータではない、本当に大切なのは心を動かすことだ、という話題でした。

現在の状況を確認しましょう。
世の中の構成は以下のようになっているはずです。
売りたい人>買いたい人

圧倒的に買いたい人よりも売りたい人の方が多いはずです。
電気屋に行ったら一体何種類の同一商品があるか、がわかりやすい)
そしてそれはつまり

感動させる人<感動したい人
といいかえることもできます。
物を売ろうとするのでは無くて感動を売らないとならない、ということです。

今回のライブの趣旨はどういう風に感動を作っていくかの回となります。

■どうするか

まず、昔と違い客は賢くなってます。
何が正しい情報か、何が間違っているか、など自身で調べていたりするからです。
なので明らかにおかしい商品とかは買いません。


まず売る側は、こう言った賢い消費者を説得をしないと売れないです。 でも人間は説得しても買わない生き物です。
(人間は欲しければ並んででも買いたいが、欲しくなければタダでもいらない)


つまり
売り方がうまい = 感動を起こせる人
と言えます。


これを考える際に必要なポイントは次の三つです。

①シンプル化
心理的法則
マーケティングの3原則

順番にいきましょう。

■シンプル化

例1:スティーブ・ジョブス

最初スティーブジョブスは売り方が上手くなかったようですが、様々な経験を踏んで、売り方を学んでいきます。

Macの商品説明を当初長々と9ページに渡って広告
 →その結果全く効果がなかった

・アップルを解雇されたあと入ったピクサー
 →良いCGも物語がないと価値がないことを学んだ

・アップルに復帰
 →Think Different(パソコンなのにパソコンのことに全く触れない

例から読み取れること

今の時代は何かに追加して完成するのではなく何かを取り除いて完成する

例2:明太子

ニューヨークでCod roe(タラの卵)として、細かく説明書きを行って売り出したところ全く売れなかった
これをSpicy Caviarと変えたとたん売り上げ6倍

例から読み取れること

名前を変えてみる、というシンプルな方法がものすごく効果があった

心理的法則

いろんなマーケターがデータをみろ、分析をみろ、と説いているけど、それよりも本質が大切
本質 = 人間の本能を知ってますか?という部分
詳しく見ていきましょう!

バンドワゴン効果

 人は人気のあるものが欲しい

②スノップ効果

 人は希少なものが欲しい

例1:ハローキティ

信州限定→希少性
ハローキティ→みんなが持っている


例2:どっちのヘッドスパの方が魅力的に映るか

体験してみませんか?
思わず寝落ちするヘッドスパ

これよりも

1000人が寝落ちした
表参道店限定ヘッドスパ
の方が絶対人は欲しくなるはず。



というわけで人の本能に訴える広告は以下で作りましょう!
みんなが選ぶ × 特徴 × 希少性

ヴェブレン効果

 人は価格が高いとその商品の価値も高いと感じる

ここでも掛け合わせが有効になります。
ヴェブレン効果(高い=買う人が絞られる)
 × 
バンドワゴン効果(みんなに選ばれる)
 

これは権威性の高い人が高級ブランドを宣伝する、という方法で使われています。


例:綾鷹

○人の職人さん(舞妓さんや寿司職人)が急須でいれた物と比較しても○%は違いがわからなかった


このように心理効果を掛け合わせることが大切なわけです。

マーケティングの3原則

人というのは
みざる、きかざる、うごかざる
みんな見てないし、
聞いてないし、
聞いても動かない

という特徴を持っています。

どうやったら上記をやってくれるか?

感動してくれたらやってくれる

では感動ってなんだ?
驚き、ワクワク、嬉しい、怖い、ハラハラ


これらを踏まえて、現在の広告は理解広告では無くて、興味広告(感動を呼び覚ます広告)に変化しているということです。

じゃあどうするか?

①意外な場所に広告を出す

床・トイレ・森の中・お皿の底
こういうところにいきなり広告が現れると、人は関心を持ちます。

②人間の本能に訴える

得ることよりも失うことの方が怖がる、という性質(本質)があります。

なのでアプローチとしては
○○するとお得 → あまりやってもらえない
○○しないと損 → 失う恐怖が購入に導く
という方法をとる方が効果的なのですね。


今日のLiveはここまででした。

ではでは。