<MUP 本日のうさぎクラスLive> 2020-10-01 price strategy 全ての中心となるのが価格戦略

■はじめに

今日のお題:価格を上げれば顧客は増える

■今日の結論

3-Week31
総論としては以下でした。

①昔あった「価格弾力性」
②勝ち続けられる戦略は3つだけ
③どうやって価格を上げればいいの?
④Freemium model

■昔あった「価格弾力性」

価格を抑えれば販売数が跳ねる
※昔の話

例:ガリガリ君

昔、60円
今、70円
にも関わらず
販売数に変化なし!

じゃあどうやって価格を上げればいい?

例:美容院のオーナー
「なぜうちのお店を選んで頂いたのですか?」と聞いてみる

回答が

  1. なんとなく=経営失格
  2. 安い=経営ほぼ失格
  3. 特異性(特別な理由)だから=合格

■勝ち続けられる戦略は3つだけ

  1. コスト戦略  価格優位性で選ばれる
  2. 差別化戦略  特異性による優位性で選ばれる
  3. 集中戦略  一定の人に価格や特異性で選ばれる
競争優位タイプ
低価格 特異性
戦略対象幅 広いセグ コスト戦略 差別化戦略
狭いセグ 集中戦略

コスト戦略(流通・製造の強み等)

広いニーズに対して低価格で行う
ここで中小企業が戦おうとしても無理

例:ユニクロ VerticalDisplay縦型戦略

例:すしざんまい スリランカソマリア海賊から入荷戦略

差別化戦略

広いニーズに対して特異性を持つ(デザイン/品質)

例:ZARA デザイン、ファッションのトレンド

例:コンビニ 時間短縮を買う

集中戦略

ニッチな層で低価格・特異性を打ち出す

例:ニッチな低価格

・オンラインのみの店舗
・古着だけ
・白T戦略

狭いニーズに対して安く多く売る

例:ニッチな特異性

・高級ブランド
・オーダーメイド
・コラボメイド

狭いニーズに対して高く少なく売る
→本日のトピックはここ!

■どうやって価格を上げればいいの?

価格を上げるための3つのテクニック

  1. Price expression
  2. Value highlight
  3. ARR(Annual Recurring Revenue)

Price Expression

あなたのお店は価格をただ表示していませんか?
ちゃんと価格を表現してますか?

例:MITの実験(学誌の販売)

ウェブ年間購読:年間5,000円
→68%
印刷版年間購読:年間10,000円
→32%

印刷版も売れるようにしたい
以下のように変更した

ウェブ年間購読:年間5,000円
→16%
ウェブ+印刷版年間購読:年間10,000円
→84%
印刷版年間購読:年間10,000円
→0%

売ってるものは何も変わってない
価格の表現を変えただけ

売り上げ148%アップ!
人間の買う誘導(ランディング)をしてあげる

例:価格の松竹梅

松竹梅の場合は真ん中が買われるとよく言われるが
一つやらないといけないことがある

松と竹の価格差を、竹と梅の価格差と比べて圧倒的につけること!

Value Highlight

negative-in、positive-out

例:青汁

うーんまずい!もう一杯!

そのほかにも
・高いですが一生使えます
・顔はキモいけど性格はいいよね

Point Message

具体的な利用イメージやユーザー層へポイントする

例:自動車保険

年間走行10,000km以下の方へ、という具体的なターゲット
見た人「あ、これ自分のことだな」と関心を持つ

ARR

年間価値

例:剃刀

本体を安く売って、替刃で稼ぐ

例:コンビニコーヒー

コーヒーを買う時についで買い

■Freemium model

最初からサブスク買えって言ってもみんな怖がって買わない
→無料お試し/無料期間

【絶対に守るルール】
無料は必ず理由の記載が必要
(何で?うらがあるんじゃない?)

例:ドモホルンリンクル

はじめての方にはお売り出来ません。肌に合うか確かめるためです。



今日はここまで。

ではでは。