Azureの基礎をざっと確認する Azure のコストを予測して支出を最適化する

■はじめに

引き続きAZ-900受験のためのアウトプットです。
Azureの基礎、最終回です。

■内容の要点を整理

以下の内容から座学で拾えるセクションのみ要約します。

docs.microsoft.com

今回はAzure のコストを予測して支出を最適化する編です。

■利用状況の測定

以下の項目を主に使用状況追跡するよ

  • コンピューティング時間
  • IPアドレス時間
  • データ転送(受信)
  • データ転送(送信)
  • Standardマネージドディスク
  • Standardマネージドディスク操作
  • Standard IOディスク
  • Standard IOブロックBLOB(読み取り)
  • Standard IOブロックBLOB(書き込み)
  • Standard IOブロックBLOB(削除)

■コストに影響する要因

以下の4つがあるよ

  • リソースの種類
  • サービス
  • 場所
  • Azureの課金ゾーン
    1. ゾーン1:米国、米国政府、ヨーロッパ、カナダ、英国、フランス、スイス
    2. ソーン2:東アジア、東南アジア、日本、オーストラリア、インド、韓国
    3. ゾーン3:ブラジル、南アフリカアラブ首長国連邦
    4. ドイツゾーン1:ドイツ

※最初の5GBは無料

■Azure 料金計算ツールでコストを見積もる

構成オプションには以下の6つがあるよ

  • リージョン
  • サービスレベル
  • 課金オプション
  • サポートオプション
  • プログラムとオファー
  • AzureのDev/Test料金

料金計算ツール

azure.microsoft.com

■Cost Management と Azure Advisor で予測と最適化を行う

Azure Advisor

以下の項目でコストに関する推奨事項が出るよ

  • プロビジョニングが解除された Azure ExpressRoute 回線を排除してコストを削減
  • 従量課金制よりコストを節約するために予約インスタンスを購入
  • 使用率が低い仮想マシンのサイズを適切に設定するか、シャットダウン

Azure Cost Management

コストが発生する場所についてより詳しい分析情報を知ることができるよ

■Azure TCO 計算ツールで総保有コストを見積もる

保有コスト(TCO) 計算ツールで、コスト削減を予測できるよ

azure.microsoft.com

以下の手順で進めるよ

ワークロードの定義

以下の4つのグループに入力

  • サーバー
  • データベース
  • ストレージ
  • ネットワーク

前提条件の調整

以下の項目に対して前提条件を調整するよ

  • 仮想マシンコスト
  • 電気代
  • ストレージコス
  • ITの人件費
  • ハードウェアコスト
  • ソフトウェアコスト
  • 仮想化コスト
  • データセンターコスト
  • ネットワークコスト
  • データベースコスト

これでレポートを表示すると、オンプレ・Azureのコスト比較ができるよ

■インフラストラクチャ コストを節約する

以下の方法で、インフラストラクチャ コストを削減できるよ

Azure クレジットを使用する

Visual Studio サブスクライバーは金銭的コストなしに新しいサービスを試すことができるよ

  • Visual Studio Professional の場合は 1 か月あたり 50 ドル
  • Visual Studio Enterprise の場合は 1 か月あたり 150 ドル

使用制限を使用する

クレジットを使い切った後に確実に課金されないようにすることができるよ

予約インスタンスを使用する

従量課金制のコストの最大 70% から 80% の節約が見込めるよ
期間は1 年間または 3 年間の予約インスタンスになるよ

低コストの場所およびリージョンを選択する

低コストの場所およびリージョンで使用すると安くなるよ

使用率が低い仮想マシンのサイズを適切に設定する

より小さいリソースを使うことにより、余計な出費が抑えられるようになるよ

業務時間外に仮想マシンの割り当てを解除する

VM の割り当てが解除されている間、コンピューティング コストを節約できるよ
自動シャットダウン機能使うといい

使用されていない仮想マシンを削除する

使っていないリソースは削除しましょう
ライセンスや運用に関する潜在的なコストの削減にもつながるよ

PaaS または SaaS サービスに移行する

場合によってはこちらの方がより効率的になるよ

■ライセンス コストを節約する

LinuxWindowsでは製品のコストが変わってくるよ

Windows Server 向けの Azure ハイブリッド特典

Azure ハイブリッド特典ソフトウェア アシュアランスの対象である必要があるよ
あと次の不ガイドラインも適用されるよ

  • 各 2 プロセッサ ライセンスまたは 16 コア ライセンスの各セットでは、最大 8 コアのインスタンスを 2 つ、または最大 16 コアのインスタンスを 1 つ利用可能
  • Standard Edition ライセンスは、オンプレミスまたは Azure 内のどちらかでのみ使用できますが、両方では使用不可
  • Datacenter Edition の特典では、オンプレミスと Azure 内の両方で同時に使用可能

SQL Server 向け Azure ハイブリッド特典

割引料金を適用可能だよ
Azure ハイブリッド特典は次のようなのがあるよ

  • Standard Edition がある場合は、オンプレミスで所有しているライセンス コアごとに General Purpose サービス レベルで仮想コアを 1 つ取得可能
  • Enterprise Edition がある場合は、オンプレミスで所有しているライセンス コアごとに Business Critical サービス レベルで仮想コアを 1 つ取得可能
     →Enterpriceのみ、Business Critical サービス レベル用の SQL Server 向け Azure ハイブリッド特典を利用可能
  • Enterprise Edition がある場合はオンプレミスで所有しているライセンス コアごとに General Purpose サービス レベルで仮想コアを 4 つ取得可能

Azure Virtual Machines の SQL Serverハイブリッド特典

Enterprise Edition も Standard Edition もオンプレミスで所有しているライセンス コアごとに Azure Virtual Machines の SQL Server Standard Edition のコアを 1 つ取得可能

Dev/Test サブスクリプション オファーを使用する

非運用環境でコストを節約するために利用できる特典だよ
Windows ワークロードの場合、ライセンス料金が不要となり、仮想マシン用の Linux 料金でのみ課金されるよ

Enterprise Agreement のお客様の場合、上記の特典が使えるよ そうでない場合で代わりに PAYG アカウントを使用する場合は、開発テスト用の従量課金制プラン が適用されるよ

SQL Server ライセンスを持ち込む

ライセンス持ち込み (BYOL) イメージを Azure Marketplace からプロビジョニングできるよ

SQL Server Developer Edition を使用する

SQL Server Developer Edition が非運用環境用の無料の製品なんだよ

データベース ワークロードで制約付きインスタンス サイズを使用する

Microsoft では最もよく使用される VM サイズ (DS、ES、GS、MS) について、新しいサイズで利用できるようになったよ
これでCPUサイズが4分の1になるよ



さて、一旦Azureの基礎は全部舐めました。
再度見直しを行って、AZ-900受験してみます!

ではでは。