Azureの基礎をざっと確認する クラウドの概念 - クラウド コンピューティングの原則
■はじめに
数日前にMicrosoftからメールが届きました。
「Microsoft Azure Virtual Training Day: Fundamentals開催のご案内」
実はあまり知らなかったのですが、Azureは定期的にこの手のウェビナーを開催しているようなのです。
しかも無料で。
そして何より
また2日間のトレーニング受講者全員に、12,500円相当のAZ-900: Fundamentalsを無料で受験できるバウチャーを提供いたします。
だって!
無論ソッコーで登録しました。
もちろん2日間の講義もボクみたいな素人にはとても魅力的なのですが、どうせタダで受験できるならAZ-900も取ってしまえ!
というわけで、せめて講義の前の予習だけでもしておこうというのがこのエントリです。
■内容の要点を整理
以下の内容から座学で拾えるセクションのみ要約します。
今回は、クラウドの概念 - クラウドコンピューティングの原則編です。
クラウドコンピューティングサービス
3つあるよ
- 仮想マシン
- コンテナー
- サーバーレス
+ストレージ
クラウドコンピューティングのメリット
7つあるよ
- コスト効率(従量課金性・使用量ベース)
- スケーラブル(垂直・水平スケーリング)
- 弾力性(リソース増減の自動化)
- 最新状態(ハードのアップグレードや更新プログラム)
- 信頼性(冗長性の担保)
- グローバル(地理的リスク分散、世界中で同一サービス)
- セキュリティ(物理的・一元的な保護)
コンプライアンス認証
特徴が10個あるよ
- CJISに準拠(FBIのデータベースにアクセスできる)
- CSAのSTAR認定資格(クラウドセキュリティの第三者機関)
- GDPRが有効(cookieの取り扱いとかで有名になったやつ)
- EUモデル条項を最初に共同承認(つまりEU標準を満たしている)
- HIPAAの準拠(医療プライバシー保護)
- ISO/IEC27018準拠(個人情報の扱い)
- MTCS認定(シンガポールの認定レベルは他とちょっと違う模様)
- SOC1,2,3を毎年監査(クラウドサービスの内部統制)
- NIST CSF認定(サイバーセキュリティ)
- 英国政府のG-Cloud認定(イギリス政府で使えます)
CapExとOpExの比較
資本的支出(CapEx)と書いてあって分かりづらいのですが、要するに旧来のサーバ手配だとかかるコスト
ポイントは7つあるよ
運用的支出(OpEx)はクラウドコンピューティング時のコスト
ポイントは3つあるよ
- ソフトウェアとカスタマイズした機能のリース
- スケーリングでは使用量に基づいて請求
- ユーザまたは組織レベルでの請求
結局CapExとOpExの比較すると、CapExは柔軟性に欠けるということが言える
クラウドデプロイモデル
3つあるよ
- パブリッククラウド(Azureはこれ)
- プライベートクラウド
- ハイブリッドクラウド
予算、セキュリティ、スケーラビリティ、メンテナンスのニーズで選定すること
クラウドサービスの種類
3つあるよ
- Iaas(インフラの提供、提供者と顧客の共同の責任モデル)
- Paas(プラットフォームの提供、アプリケーションとデータ以外は提供者責任)
- Saas(サービスの提供、全て提供者責任)
明日はもう少し読み進めます(Training Dayは7/30、31つまり明日明後日。通読できるかなー)。
ではでは。