<UR-U 木曜日Live> 2021-04-08 税務知識をつけよう
■はじめに
- 税理士の使い方
- 経費の見直し
- 未来経費対策
この辺りをしっかり抑えよう
■結論
- 固定資産を見直して圧縮できるかチェックする
- これから計上する見積もりについては品目を吟味する
- 適切な現存処理を含めた資産譲渡する
- 前払い金制度を有効活用する
■税理士の使い方
税理士の仕事と税理士への正しいスタンス
あなたの事業資金を守ること:×
あなたに税金をしっかり収めさせること:○
- 顧問報酬なので税金額が減ったところでメリットない
- 士業(免許)なので、危険は犯したくないと思っている
税理士への正しいスタンス
ちゃんとした知識をつけて、その上で
「こういうことできませんか?」という指示を自ら出す(経費科目等)
■経費の見直し
BSを見直す
→どうやって?
資産、負債、純資産の順に見直すだけ
- 資産
流動資産か固定資産か。
- 流動資産=回収スピード早い(1年以内)
- 固定資産=回収スピード遅い(1年より先)
- 負債
流動負債か固定負債か。
- 流動負債=すぐ返す
- 固定負債=借り入れの期間が長い
- 純資産 株主資本かその他か。
資産のチェック
資産の圧縮を検討する
- 流動資産を減らして現金化する
- 例:在庫一斉処分!
- 固定資産を見直す(こっちが重要)
使ってない科目があったら資産ではないので資産から外してしまう- 例:店舗 、使っていないソフトウェア...etc
無理に何かを購入するのではなく、こういう状況を経営者は自分で税理士に報告して、削って欲しい旨を伝える必要がある!
■未来経費対策
見積書の貰い方
品目を雑に設定しないこと
〇〇一式は税理士は全部固定費扱いすると心得る
- なるべく固定資産に入れない見積もりにする
例:オフィスの工事
工事業者は品目が何であれ、お金を「貰えさえすれば良い」
※実態が伴っていること!乖離していたら当然突っぱねられる
- 基本的に床と壁と繋がっているものは「固定資産」
- オフィスの建築を値引きしてもらって、代わりに同額を「椅子(床と壁に繋がっていない)」に計上する
- 建築も備品購入も全て同一業者でお願いすれば業者に入るお金は変わらない
- 椅子の価格は10万円以内(10万円を超えると固定資産)
店舗譲渡・資産譲渡を行う
例:全体1億円利益出た かつ 1億円相当の店舗を3つ持っているが、特定店舗は赤字で手放したい
4400万円で第三者に売却
ただこのままだと不当に売却額を操作してるのでできない!
前提
- 売却店舗が赤字で今すぐにでも閉めたい
- 1年契約:家賃月額300万円
- スタッフ運営は委託:月額200万円
その上で以下で説得する
- 通常、店舗解約は1年前予告が必要で、今すぐ閉めても結局3600万かかってしまう
- スタッフとして入っている運営委託を解約するのに10ヶ月前予告が必要で、2000万円かかる
- 店舗を返却する際に、現状復旧費用で1000万必要
3600 + 2000 + 1000 = 6600万円を払わないとならない
譲渡するときに、相手にこのをリスク乗せられないから、減らして相手に渡すのは妥当と考える、と説明
再来月に決算がくる
経費で「買って」はならない、リースする
=前払い金の制度を使う
前払い金の前提
- 最終月に支払いを行う
- 来年度も年払い
- 契約書を確認
具体的には
- 変動しないものであること(家賃・リース)
- 決算月に前払いする(前月にやっても算入できない)
国税庁の該当説明はこれかな?
あと下記サイトを参考にしました。(わかりやすい)
■まとめ
- 固定資産を見直して圧縮できるかチェックする
- これから計上する見積もりについては品目を吟味する
- 適切な現存処理を含めた資産譲渡する
- 前払い金制度を有効活用する
今回はここまで。
ではでは。