<MUP 本日のうさぎクラスLive> 2020-12-03 Customer Insight(洞察)

■はじめに

今日のお題:顧客のインサイトを知らないと適切なサービスを設定できない

■今日の結論

今週の総論は以下の通りです。

①洞察がないとうまくいかない
②洞察はセグメントを区切って具体化する
③ターゲットイメージを設定する
④まとめ

■洞察がないとうまくいかない

どんなにいいものであっても、どんなに安くなっても
人は簡単は選ばない

なぜか?

  • 他にいい商品は?
  • もっと安いのは?
  • 手間は?
  • この人信じらえる?

疑い始め、そして面倒になる
これがストレスになって、結局買わない(やらない)

あなたの顧客は誰ですか?
顧客が何を求めてているか?
あなたの顧客が誰なのか知らないのに営業ができるだろうか?

■洞察はセグメントを区切って具体化する

区切り方は以下の3つのポイントで区切ること

  1. プロフィールセグメント
  2. 心理セグメント
  3. ベネフィットセグメント

例:オーガニックカフェを経営したいオーナー

プロフィールセグメント

年齢、性別、地域で分ける

  地域A 地域B
男性 女性 男性 女性
10代
20代
30代
40代
50代
60代

行政のサイト等に行けば簡単に調べられる

心理セグメント

オンラインで簡単にヒアリング可能

心理状態で必ず以下の4つに分類できる
それによって以下のような訴求内容で、後続の行動をする

  • 無知 層   = 必要説明  → 伝える
  • 無関心 層  = 説明無意味 → 伝え方を変える
  • 問題意識 層 = 営業必要  → 売る
  • 危機意識 層 = 購入PR  → 答える

ベネフィットセグメント

具体的な価値(Benefit)を提示してあげる

例:時計、東京ディズニーランド、カフェ

  機能価値 情緒価値
時計 時間を見る 高級感 = 優越感
TDL チケット 臨場感 = 興奮
カフェ コーヒー 静寂感 = 癒し

多くのサービスが機能価値しか提供していない
ではどうやったら情緒価値がわかるようになる?

ERG理論

情緒価値がわかるようになるフレームワーク
3つの欲

  • Existence(生存欲求)
  • Relatedness(社会欲求)
  • Growth(自己欲求)

【補足】
アルダーファーのERG理論、としてマズローの5大欲求をベースに生み出された模様 ja.wikipedia.org


例:時計、美容院、カフェ

  時計 美容院 カフェ
機能価値 時間を見る 髪を切る 添加物の排除
情緒価値 E 仕事をするため 清潔に生きるため 健康のため
R 優越感 周囲からの目 オーガニックという優越
G 高級時計を目標に成長 綺麗になって人生豊かに オーガニックで綺麗になりたい

ペルソナを作る

プロフィールセグメント、心理セグメント、ベネフィットセグメント
これらを使用して初めてペルソナを作成することができる!

例:
30代の女性
子供持ち
忙しい
保育園送り迎え
美容に興味あり

施策を立てる

ペルソナが作成できるから
ペルソナに合わせた施策を立てることができる!

例:上記のペルソナ
 
営業時間はいつが妥当か?
メニュー価格帯は?
店内の雰囲気は?
店舗PRは?
SNS発信内容は?
店内イベントは?

ここで出てくる施策の一例
→いくつか例は出てたけど、ここは今度自分で考えてみようかなと思った

■ターゲットイメージを設定する

つまり差別化戦略

使用するフレームワーク:3P

  • Process(早い、便利、安い)
  • Product(品質、最新、高級)
  • Personal(関係)

何かサービスを考える際に多くの状況が考えられるが、上記の3つに必ず分類できる

例:ご飯を食べる

  • とにかく早く済ませいた → Process
  • 節約をしたいから安く  → Process
  • 友人と会うからゆっくり → Product
  • 自分へのご褒美に    → Product
  • いつもの店員に逢いに  → Personal
  • 雨降ってるから駅近で  → Process

つまり、3Pのどれをターゲットとして設定するかで接客や商品を差別化する。

【注意点】
この方法はあくまで「正解」ではなく
より正解に近づくためのプロセス(試行錯誤)をフレームワークを使用して行うことが目的。

■まとめ

※一部アレンジを加えています。

  1. 顧客のインサイトをしっかり把握する
  2. 価格だけでは人は動かない(洞察が必要)
  3. セグメント(プロフィール、心理、ベネフィット)で顧客イメージ
  4. 顧客イメージからペルソナ設定し、具体的な施策を定義する(この時固定概念を設けない → 開店は10:00からであるべき、とか)
  5. 施策の分類を3Pで行い、ターゲットを設定する
  6. 試行錯誤を行い、都度ピボットして成功に近づく

本日はここでは

ではでは。